ピラティスはゆっくりとした動きのなかで、首や肩のこり、骨盤の歪みを改善することができます。
今回の記事ではピラティスのメリット、ピラティスとヨガの違い、ピラティススタジオの選び方、男性におすすめのピラティススタジオについて紹介していきます。
ピラティスってそもそも何?
「ピラティスってそもそも何?」という方も多いと思います。
ピラティスについてよく疑問にあげられる、以下の内容を紹介していきます。
- ピラティスの効果・メリット
- ヨガとの違い、ピラティススタジオの選び方
- ピラティスをするときの服装
ピラティスの効果・メリット
ピラティスの効果やメリットについて解説していきます。
基礎代謝が上がり、太りにくい体になる
ピラティスはゆったりとした動作や、姿勢をピンと伸ばした状態で体を動かします。
ピラティスは動きこそゆったりではありますが、時間をかけながらポーズをとっていくのでインナーマッスル(体の内側にある筋肉)へアプローチできます。
インナーマッスルも筋肉ですので、鍛えれば鍛えるほど筋肉量を増やすことができ、基礎代謝が向上して消費するカロリーの量がアップします。
ピラティスを通じてインナーマッスルを鍛えれば基礎代謝の減少をおさえて太りにくい体をつくることが可能です。
また、ピラティスは姿勢だけでなくインナーマッスルにアプローチするので、普段鍛えにくいインナーマッスルを刺激して運動パフォーマンスを向上することも可能です。
首・肩こり・姿勢・骨盤のゆがみの改善
ピラティスには「首・肩こり」「姿勢」「骨盤のゆがみ」を改善する効果が期待できます。
下の参考論文は、ピラティスの効果について述べています。
長尾らは研究の結果としてピラティスの効果について以下のように述べている。
「Piratesの効果として姿勢の改善、長軸方向への脊柱可動性の増大、腰痛によるストレスの改善が証明された。」
出典:長尾知香、清水英里「運動療法としてのPilates効果の追求(第一報)」、理学療法学Supplement 2009(0), A4P2089-A4P2089, 2010 公益社団法人 日本理学療法士協会
首・肩こりが改善する理由
ピラティスは体全身を使って動いていくので、普段使っていないような筋肉やパーツをほぐすことが可能です。
普段動かしていない筋肉やパーツがあると、その筋肉だけこわばって固まり血流が滞ってしまいがちです。
血の巡りが悪くなると冷え性やむくみ、老廃物や疲労物質が局所的に溜まってしまい肩こりの原因にも繋がります。
姿勢が改善する理由
ピラティスは全身の筋肉をくまなく使っていくフィットネスですが、その中でも腹横筋と呼ばれる背骨に近い筋肉を鍛えることができます。
腹横筋の役割は背骨の正しい形状を維持する役割があり、腹横筋がしっかりしていると背骨はきれいなアーチ状の形をキープすることができます。
そのため腹横筋が衰えていくとだんだんと背骨がグッと曲がってしまったり、あらぬ方向に傾いてしまうことがあるので、ピラティスは変な姿勢が癖づいた背骨の矯正にも役立ってくれます。
骨盤のゆがみが改善する理由
ピラティスによってインナーマッスルを鍛えることできます。
そのインナーマッスルのひとつとして骨盤底筋があります。
骨盤底筋は骨盤を支える筋肉ですので衰えてしまうと骨盤が正しい位置からずれてしまうことがあります。
骨盤が正しい位置からずれていると姿勢だけでなく、肩こりや腰痛などに影響を与えてしまいます。
骨盤の位置を改善することで、姿勢・肩こり・腰痛の改善が期待できます。
ヨガとピラティスの違い
ピラティスとヨガはどちらもマットの上で行うものなので、一見すると違いがないように見えます。
ここではヨガとピラティスの違いについて紹介していきます。
種目 | 呼吸法 | 目的 | 体の動かし方 |
---|---|---|---|
ピラティス | 腹式呼吸 | 体づくり | インナーマッスルを鍛える |
ヨガ | 胸式呼吸 | ストレス解消・リラックス | ゆったりとした動き |
呼吸法の違い
ヨガは動作中の呼吸はお腹を意識しながらおこなう腹式呼吸で、ピラティスは胸に息を送り込む胸式呼吸と呼ばれる呼吸法でおこないます。
「呼吸くらいじゃあまり違いがないのでは?」と思われがちですが、腹式呼吸は自律神経を活性化させる効果が期待できる呼吸法で、リラックス効果が高いです。
一方ピラティスの胸式呼吸は交感神経を高め、心身を安定させ効率的にダイエット効果を実感できます。
目的の違い
ピラティスでは基本的に運動効果の要素が多いフィットネスで、全身を用いてストレッチとトレーニングをして体を引き締めてきれいなボディラインをつくれます。
対してヨガはピラティスほど体を使用せずあくまでゆったりとした動きとポーズをしていきますので、心身を解きほぐし調和さえてリラックスさせる効果が期待できます。
激しい運動は苦手だけど体をある程度引き締めたい方はピラティスを、ストレス解消やリラックスをしたい人はヨガが向いているといえます。
身体の動かし方の違い
ピラティスとヨガはどちらも共通して基本的にはゆったりとした動きが特徴のフィットネスですが、細かくお伝えすると体の動かし方に違いがあります。
たとえばヨガの場合はリラックス効果を求めるためにゆったりとしたポーズをとっていくのが中心で、リラックスするために腹式呼吸をしながら筋肉や滞った血流を解きほぐしていきます。
ピラティスは姿勢を正しい位置に戻したりインナーマッスルを刺激するために体を動かします。ピラティスはヨガよりも筋肉を発展させるストレッチやポーズ、メニューが多い傾向にあります。
ピラティススタジオの選び方
ピラティススタジオの選び方について紹介していきます。
ピラティススタジオは国内に多数あるので、自分に合うピラティススタジオを見つけて、継続して通いましょう。
通いやすさ・店舗数の多さ
ピラティスはスタジオに通って行うので、店舗で入会してそこでレッスンを受けます。
ピラティススタジオをどこにするか一番最初に考えるのは立地(アクセス)の良さがあげられます。
住まいや職場に近いところであればあるほど通いやすくなり、通うのが面倒になって途中でやめてしまうというリスクを少なくできます。
また、ピラティススタジオによっては地域に密集しているものもあり、会員種別によっては特定の店舗だけでなく近くにある別の店舗でもレッスンを受けられることもありますので、店舗数が多いピラティススタジオを選ぶのもよいでしょう。
レッスン・プログラム数の多さ
ピラティススタジオではインストラクターの指導のもとピラティスを行います。
ピラティススタジオ毎にレッスンやプログラムがあるので、自分の目的に合わせてレッスンがあるところを選びましょう。
レッスンの中には初心者向けのピラティスから上級者向けの運動量が多いものまであるほか、特にアプローチしたい体のパーツに特化したプログラムもあります。
またピラティスもある程度学んでいくとマンネリ感が発生することもあり、プログラムの種類が多いと飽きるリスクも少なくすることができます。
投げ出さないリスクを軽減するためにもレッスン数が多いところをチョイスしましょう。
インストラクターのスキル・人柄
インストラクターの年齢、経歴も人それぞれなので、ピラティスに詳しい講師から学べばより効率的に運動効果を得られますが、経歴や知識が浅いと効果が感じにくいケースもあります。
ピラティススタジオによっては体験レッスンを用意しているところもありますので、体験レッスンを通じてインストラクターの性格や教え方をチェックして、相性がよさそうであればそのピラティススタジオへの入会を検討してもよいでしょう。
ピラティスをする時はゆったりとした服装で
ピラティスはヨガと同じようにゆったりとした動作ではありますが、全身を使い、そして関節の曲げ伸ばし、ひねったりと動作がやや活発です。
そのためピラティスを仕事帰りにする場合、動きにくい服装ですと思ったように動けないだけでなく、場合によって衣服を傷つけてしまいます。
ピラティスをする時は運動のしやすいゆったりとした服装にしましょう。
たとえばジャージやスウェットなど伸縮性のある服装だと、動きの激しい動作でも対応できます。
男性におすすめのピラティススタジオ
男性におすすめのピラティススタジオを紹介していきます。
zen place pilates
zen place pilatesはピラティスがはじめての方でも通いやすいように考えられているピラティススタジオで、もちろん男性の入会も可能です。
zen place pilatesでは大人数でおこなうグループレッスンのほか、人の目を気にせずピラティスができるプライベートレッスンの制度も用意されていますので、効率的にピラティスをしたいという人にもおすすめできるスタジオです。
zen place pilatesでは未経験の人にピラティスを体験できるように体験レッスン制度と入会キャンペーンを設けており、体験レッスンでは通常のレッスン価格よりもお得な料金設定で受けられるほか、体験レッスン当日に入会すると入会金が発生しない特典もあります。
男性におすすめのピラティススタジオまとめ
ピラティスは運動不足の方や、運動パフォーマンスを向上させたい方、首や肩の凝り・姿勢の改善をしたい男性におすすめです。
ヨガと違ってインナーマッスルを鍛えるというのがピラティスの大きなポイントです。
ピラティスは、特に以下のような男性におすすめです。
- 肩こり首こりがする男性
- インナーマッスルを鍛えて運動パフォーマンスを上げたい男性
- 姿勢を改善したい男性
- 痩せたい男性
まずは初回体験に行って、ピラティスを体感してみましょう。